遺産・相続問題
相続問題は、①自分の遺産をどうしたいかという側面と、②相続した遺産をどう処理すればいいかという側面があります。
① 自分の遺産をどうしたいかは何といっても遺言書を作成しておくということです。遺言書の作成は思い立ったらすぐに行動することをお勧めします。昨日まで元気だったのに・・・という場合もあり得るからです。また、新型コロナウイルスの報道でもあったように、倒れてから完全に隔離され外部との接触はおろかそもそも意識が回復しないまま死亡してしまうということも想定しておかなければなりません。
遺言書を作成しておくことは残される家族にとっても重要なことです。遺言書は大切な家族にご自身の想いを伝える最後の手紙ともいえるかもしれません。大切な想いを伝えるため、一緒に遺言書の内容を考えましょう。
② 他方、遺族側からみてみますと、親兄弟姉妹親戚が遺産で争うというのは辛いことかもしれません。しかし、遺産の処遇は、いつかは決めなければならないことです。そのままにしておいてさらに相続人の誰かが亡くなると、相続問題はより一層複雑になってしまいます。大切な方がお亡くなりになってからしばらくは遺産のことに頭が切り替えられないのは当然のことだと思いますが、できるだけ早期に弁護士に相談して頂けるとより迅速な解決に繋がると思います。
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