離婚に関する情報
離婚する決意をしたあなたは、どうすればスムーズに離婚できるか、離婚した後の生活は大丈夫だろうか、などで悩んでいませんか?
子どもがいる場合は、親権者はどうなるか、名字が変わるタイミングや養育費、学資保険の取り扱いなども考えておられることでしょう。
離婚した場合、どれぐらいの慰謝料をもらえるだろうか、とお悩みの方も多くおられると思います。
慰謝料は各家庭ごとに千差万別です。
婚姻関係破綻の原因、婚姻期間、子どもの有無、経済力等様々な事柄を考慮して決められることになります。
また、夫婦が互いに離婚すること自体には合意している場合、お互いの名義になっている財産をどのように分けるか、財産分与の方法を考える必要があります。
不動産はどうしますか?
住宅ローンが残っている不動産の処遇は、財産分与でも悩む事項のひとつです。
住宅ローン債権者(金融機関など)は、債務者が離婚しようと別居しようと現在誰が住んでいようとも、債務者(契約者)に支払いを求めます。
不動産の登記名義は夫だが、妻も連帯保証人になっている、というような場合、特に注意が必要です。
退職金のことは考えていますか?
退職金は賃金(給料)の後払い的性格があり、夫婦で培った財産ともいえます。
離婚するにあたり、退職した時に支払われるであろう退職金も財産分与の対象となります。
生命保険のことは考えていますか?
婚姻期間中に形成された財産として、生命保険の解約返戻金も含まれる場合があります。
妻が子の親権者となる場合で、学資保険の契約者が夫のときは、契約者の名義を変更するなどの措置をとることも考えておきましょう。
自動車はどうしますか?
妻が使っているけど夫名義の自動車があるというような場合、妻名義に変えますか?そのままにしておきますか?
自賠責との関係や任意保険との関係も考慮しましょう。
交通事故が発生して車の修理代を請求する場合など、使用者と所有者が一致していないときは面倒が生ずる可能性もあります。
児童手当の受取口座はどうしますか?
別居して離婚調停中であるような場合には児童扶養手当の申請ができる場合があります。
年金分割は考えていますか?
年金も婚姻期間中に形成されたものであるときは、分割請求することを検討してみましょう。
協議離婚の場合、年金分割割合を決めることを忘れがちですし、離婚成立後2年以内に分割請求する必要があります。
その他、離婚する際に検討すべき事項は、ご家庭によりさまざまです。
離婚した後で、やっぱりこれについても取り決めをしておけばよかった、というようなことがないように、事前に情報を集めておきたいところですね。
調停までするつもりはないけど・・・という方も、人生の一大事ですから弁護士にご相談なさってみてください。
本ブログの離婚関連記事では、婚姻費用や養育費、慰謝料などについて記載していきます。
いろいろな事情が絡んでくるのが離婚事件です。
ブログを読んだだけでは分からないことも沢山あると思いますので、お気軽にお電話ください。
相談時にあった方が望ましい書類関係
・戸籍謄本 附票
・住民票
・過去2年分の課税証明書
・給与明細書
・不動産課税台帳(名寄帳)
・通帳
・保険各種証書
・車検証
離婚に関する情報に関する記事
-
- 2020年7月10日(金)
- 強制執行って何だろう~基本編~
-
- 2020年6月22日(月)
- 早く離婚すると養育費が減る!?
-
- 2020年6月18日(木)
- 養育費はいつまでもらえる?
-
- 2020年6月17日(水)
- 養育費の計算方法・基本編
-
- 2020年6月12日(金)
- 不倫(不貞行為)の慰謝料
-
- 2020年4月16日(木)
- 情報取得制度の創設
-
- 2020年4月15日(水)
- 財産開示手続の拡充
-
- 2020年4月14日(火)
- 婚姻費用分担調停の情報
-
- 2020年4月14日(火)
- 離婚調停の流れについて
-
- 2020年4月13日(月)
- 離婚に関する情報